便秘
便秘が続く・出にくい方へ
便秘はよくある症状ですが、原因は生活習慣から病気までさまざまです。
一時的なものなら心配いりませんが、なかには検査が必要な便秘もあります。
このページでは、
- 受診の目安
- 便秘の原因
- 考えられる病気
- 改善方法
- 治療の選択肢
をわかりやすく解説します。
このような便秘は受診をおすすめします
- 急に便秘になった(今まで便秘ではなかった)
- 血便がある
- 便が細くなった
- 腹痛や吐き気を伴う
- 体重減少がある
- 便秘と下痢を繰り返す
- 2週間以上続く
- 市販薬でも改善しない
※特に高齢の方の急な便秘は注意が必要です。
便秘とは
便秘とは、排便回数が減ったり、便が硬く出しにくくなったりする状態です。
一般的には週3回未満の排便が目安とされますが、
「普段より出にくい」「残便感がある」
と感じる場合も便秘と考えます。
便秘の主な原因
1. 食生活
- 食物繊維不足
- 水分不足
- 食事量不足
- 朝食を抜く習慣
2. 運動不足
体を動かさないと腸の動きが弱くなり、便が進みにくくなります。
3. 生活リズム・ストレス
睡眠不足やストレスは自律神経を乱し、腸の動きを低下させます。
4. 薬の副作用
以下の薬は便秘を起こすことがあります。
- 鎮痛薬
- 抗うつ薬
- 鉄剤
- 抗コリン薬
- 一部の降圧薬
5. ホルモン・体質
- 女性ホルモン変化(妊娠・月経前・更年期)
- 加齢
- 体質
6. 病気が原因の便秘
- 大腸がん
- 腸閉塞
- 甲状腺機能低下症
- 糖尿病による自律神経障害
- 過敏性腸症候群
考えられる病気
便秘は単なる体質だけでなく、病気のサインであることもあります。
- 過敏性腸症候群:便秘と下痢を繰り返す
- 大腸がん:急な便秘、血便、便が細い
- 腸閉塞:強い腹痛・嘔吐を伴う
- 甲状腺機能低下症:だるさ・むくみ・寒がり
- 糖尿病性神経障害:腸の動きが低下
気になる症状がある場合は、検査で原因を確認することが大切です。
自分でできる便秘改善方法
水分をしっかりとる
便を柔らかくするために、1日1.5〜2Lを目安に水分を摂りましょう。
食物繊維を増やす
- 野菜
- 果物
- 海藻
- 豆類
- 全粒穀物
朝の排便習慣
朝食後は腸が動きやすくなります。
出なくてもトイレに座る習慣が大切です。
適度な運動
ウォーキングなどの軽い運動でも腸の動きは改善します。
便秘の治療について
生活習慣を整えても改善しない場合は、薬物療法を検討します。
便秘薬の種類
- 便を柔らかくする薬(浸透圧性下剤など)
- 腸の動きを促す薬(刺激性下剤など)
- 腸の分泌を促す薬(慢性便秘用新規薬)
便秘薬は種類によって作用や適したタイプが異なります。
症状・年齢・体質に合わせた薬の選択が重要です。
まとめ
便秘はよくある症状ですが、原因は人によって異なります。
生活習慣で改善することも多い一方で、病気が隠れている場合もあります。
「いつもの便秘と違う」「なかなか治らない」と感じたら、早めにご相談ください。
当院では原因を見極め、患者さんに合った治療をご提案します。
