【年末年始】発熱したらどうする?内科医が教える正しい対処法
🟦 年末年始に発熱すると、不安になりますよね
年末年始は、多くの医療機関が休診となり、
「この熱は様子を見ていいの?」
「救急に行くべき?」
と迷われる方がとても多い時期です。
特に、
-
夜間や休日に急に熱が出た
-
子どもや高齢の家族が発熱した
-
持病があって心配
このような場合、不安はさらに大きくなります。
そこで今回は、内科医の立場から
年末年始に発熱したときの正しい考え方と対処法を、
できるだけわかりやすく解説します。
🟦 まずは落ち着いて「状態」を確認しましょう
発熱があっても、すぐに受診が必要とは限りません。
まずは、次のポイントを確認してください。
✅ 熱の高さ
-
37〜38℃台で、比較的元気がある
→ 様子を見られることが多い -
39℃以上の高熱が続く
→ 注意が必要
✅ 全身の様子
-
会話ができる
-
水分がとれている
-
強い息苦しさがない
✅ 他の症状
-
のど痛み、咳、鼻水
-
関節痛、寒気
-
下痢、嘔吐
これらを整理するだけでも、
今すぐ受診が必要かどうかの判断材料になります。
🚨 こんな発熱は、年末年始でも受診を検討してください
次のような症状がある場合は、
当番医・救急相談窓口への相談をおすすめします。
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39℃以上の高熱が続く
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息苦しい、呼吸がつらい
-
水分がほとんどとれない
-
意識がもうろうとしている
-
強い胸痛や激しい頭痛がある
特に、
👵 高齢者
👶 乳幼児
❤️ 心臓病・糖尿病などの持病がある方
は、早めの相談が安心です。
🦠 年末年始に多い発熱の原因
年末年始は人の移動が多く、感染症が増えやすい時期です。
● インフルエンザ
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急な高熱
-
関節痛・筋肉痛
-
強いだるさ
● 新型コロナウイルス感染症
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発熱、のど痛み、咳
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倦怠感
-
風邪と区別がつきにくいことも
● その他
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かぜ
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胃腸炎
-
肺炎 など
原因がはっきりしなくても、
**大切なのは「今の症状にどう対応するか」**です。
🏠 受診できないときの過ごし方【市販薬での乗り切り方】
年末年始は、
-
すぐに受診できない
-
検査や処方が受けられない
という状況も少なくありません。
そのようなときは、自宅での過ごし方がとても重要です。
💊 インフルエンザでも「必ず特効薬が必要」ではありません
「インフルエンザ=抗インフルエンザ薬が必須」
と思われがちですが、必ずしもそうではありません。
-
若くて基礎疾患がない
-
症状が比較的軽い
-
発熱から時間が経っている
このような場合は、
つらい症状を和らげる治療(対症療法)だけで回復することも多いです。
💊 カロナール(アセトアミノフェン)は安心して使えます
カロナールは、
-
発熱
-
頭痛
-
関節痛
を和らげる薬です。
✔ インフルエンザでもOK
✔ コロナでもOK
✔ 原因が分からなくても使用可能
「熱を下げると治りが悪くなるのでは?」
と心配される方もいますが、
つらい症状は我慢せず、楽にして休むことが大切です。
🌿 麻黄湯(まおうとう)も選択肢の一つです
麻黄湯は、
-
発熱
-
寒気
-
ゾクゾクする感じ
-
体のだるさ
に使われる漢方薬です。
✔ インフルエンザでなくても使用OK
✔ 発症早期の寒気が強いときに向いている
「インフルエンザ専用の薬」というイメージがありますが、
発熱を伴うかぜ症状全般に使われる薬です。
⚠ 市販薬で様子を見てよい場合・注意が必要な場合
◯ 市販薬で様子を見やすいケース
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会話ができる
-
水分がとれている
-
息苦しさがない
🚨 受診を検討すべきサイン
-
高熱が続く
-
症状が悪化していく
-
水分がとれない
-
胸痛・息切れが出てきた
このような場合は、
市販薬で我慢せず、医療機関へ相談しましょう。
📝 まとめ|年末年始の発熱で大切なこと
年末年始に発熱すると、不安になりますが、
✔ 落ち着いて状態を確認する
✔ 受診の目安を知っておく
✔ 市販薬を上手に使って体を休める
これだけでも、安心して乗り切れるケースは多くあります。
「今は受診できないけど大丈夫かな?」
そんなときも、慌てず、正しい対処をすることが大切です。
❓ よくある質問(Q&A)
Q1️⃣ 熱は下げてもいいですか?我慢したほうがいいですか?
👉 無理に我慢する必要はありません。
発熱は体の防御反応の一つですが、
つらい状態で無理をすると、
-
体力を消耗する
-
水分がとれなくなる
といったデメリットもあります。
💊 カロナール(アセトアミノフェン)などで熱を下げてOKです。
「楽になって休める状態を作る」ことが、回復につながります。
Q2️⃣ 熱を下げると、病気が長引きませんか?
👉 基本的に心配いりません。
解熱剤は、
-
病気そのものを治す薬ではありませんが
-
回復を妨げるものでもありません
つらい症状を和らげ、体を休めるための薬です。
特に、
-
頭痛
-
関節痛
-
寒気
が強い場合は、我慢せず使いましょう。
Q3️⃣ インフルエンザやコロナの検査は必ず必要ですか?
👉 必ずしも全員に必要というわけではありません。
検査が特に有用なのは、
-
重症化リスクが高い方
-
周囲に感染を広げる可能性が高い方
-
治療方針を決める必要がある場合
です。
一方で、
-
症状が軽い
-
すでに数日経過している
-
すぐに受診できない
このような場合は、
無理に検査を急がず、まず安静・自宅療養を優先しても問題ありません。
Q4️⃣ 発熱してすぐ検査して、陰性でした。安心していいですか?
👉 完全には安心できません。
インフルエンザもコロナも、
発症直後は検査で陰性になることがあります。
✔ 症状が続く
✔ 周囲に感染者がいる
✔ インフルらしい症状が強い
このような場合は、
翌日以降の再検査や経過観察が大切です。
Q5️⃣ 麻黄湯はインフルエンザじゃないと飲んではいけませんか?
👉 そんなことはありません。
麻黄湯は、
-
発熱
-
寒気
-
体のだるさ
があるかぜ症状全般に使われる漢方薬です。
✔ インフルエンザでなくてもOK
✔ 検査前でも使用可能
「ゾクゾクする寒気が強いとき」には、特に向いています。
Q6️⃣ 市販薬で様子を見ていても大丈夫ですか?
👉 条件が合えば問題ありません。
◯ 様子を見やすいケース
-
会話ができる
-
水分がとれている
-
息苦しさがない
🚨 すぐ相談すべきサイン
-
高熱が続く
-
症状が悪化する
-
水分がとれない
-
胸痛・息切れが出てきた
この場合は、
市販薬に頼り続けず、医療機関に相談してください。
Q7️⃣ 家族にうつさないために、何を気をつければいいですか?
👉 「検査結果」より「行動」が大切です。
-
外出を控える
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マスク着用
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こまめな換気
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タオル・食器を分ける
検査ができていなくても、
感染症を想定した行動をとることが、家族を守る一番の方法です。
症状が続く場合や、不安がある場合は、
年明けに街クリニックへお気軽にご相談ください。1月5日から診察しています。
