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インフルエンザワクチンはいつ打つ?効果と持続期間、9月接種で2月まで持つのかを解説

[2026.09.15]

今年は例年より早い時期からインフルエンザの感染者がみられています。当院でもワクチンが入荷したため、2026年9月15日からインフルエンザ予防接種を開始しました。

一方で、「9月に接種すると、冬の後半まで効果が持たないのでは?」「昨年のように2月に流行した場合にも効果はあるの?」と心配される方もいらっしゃると思います。

今回は、インフルエンザワクチンの効果、適切な接種時期、効果の持続期間について解説します。

まず知っておきたい結論

  • 接種してから効果が期待できるまでには、約2週間かかります。
  • 効果は時間とともに徐々に低下し、持続期間の目安は約5か月です。
  • 9月15日の接種でも、2月に一定の効果が残ることは期待できます。ただし、接種後早期と同じ強さではありません。
  • 流行が早い今年は、接種を遅らせる間に感染する可能性もあるため、9月から接種する意義があります。

インフルエンザワクチンにはどのような効果がありますか?

インフルエンザワクチンを接種しても、感染や発病を100%防げるわけではありません。しかし、インフルエンザの発病を一定程度予防するとともに、感染した場合の重症化や死亡を減らす効果が期待できます。

発病を防いだ割合
34~55%
65歳以上の高齢者福祉施設入所者
死亡を防いだ割合
82%
65歳以上の高齢者福祉施設入所者
発病予防の有効率
60%
6歳未満の小児を対象とした国内研究

ただし、有効率は毎年同じではありません。流行するウイルスとワクチン株の一致度、年齢、基礎疾患、免疫状態などによって変わります。

大切なポイント:「接種すれば絶対にかからない」ワクチンではありません。特に高齢者や基礎疾患のある方では、発病予防だけでなく、重症化を防ぐことが重要な目的です。

接種後、いつから効果が出ますか?

接種後すぐに予防効果が得られるわけではありません。ワクチンに反応して体内で抗体が作られ、効果が期待できるようになるまでには、一般に約2週間かかります。

9月15日に接種した場合
効果が期待できるのは9月末頃から

流行が始まってから慌てて接種しても、その直後から守られるわけではありません。流行状況を見ながら、早めに接種しておくことが大切です。

インフルエンザワクチンの効果はいつまで続きますか?

インフルエンザワクチンの効果が期待できる期間は、一般に接種後約5か月が目安とされています。ただし、5か月目のある日を境に、突然効果がなくなるわけではありません。

接種後に高まった免疫は、時間の経過とともに徐々に低下していきます。研究でも、接種後15~90日と比べて91~180日では、特にA(H3N2)型やB型に対するワクチンの有効性が低下する傾向が示されています。高齢者や免疫機能が低下している方では、効果の低下が早い可能性にも注意が必要です。

接種後の時期 効果の目安
接種直後~約2週間 免疫を作っている途中で、十分な効果はまだ期待できません
約2週間~3か月 比較的効果が期待しやすい時期です
3~5か月 効果は期待できますが、徐々に低下していきます
5か月以降 効果が残っている可能性はありますが、接種後早期より弱くなります

9月に接種しても、2月の流行に対応できますか?

結論:2月にも効果が残ることは期待できます

ただし、接種後早期と同じ強さではなく、年齢や免疫状態、流行株による個人差があります。

9月15日に接種した場合、2月中旬で接種から約5か月です。そのため、2月には接種後早期より効果が弱くなっている可能性はありますが、予防効果が完全になくなっているとは限りません。ただし、「2月まで必ず十分に効く」と保証できるものではありません。

一方、2月の効果だけを重視して接種を11月まで遅らせると、9~10月の早い流行に対して無防備な期間が長くなります。今年のようにすでに早い時期から感染者がみられている場合は、「冬の後半まで最大限の効果を残すこと」だけでなく、「目の前の流行に備えること」も考える必要があります。

一般的な年には10~11月の接種がバランスのよい時期ですが、流行が早い年には9月からの接種も合理的です。米国CDCの接種指針でも、1回接種の方については9~10月が望ましい接種時期とされています。

今年はいつまでに接種すればよいですか?

今年のように流行が早い場合は、接種可能になった時点から早めに受けることをおすすめします。特に次のような方は、接種を先延ばしにしない方がよいでしょう。

  • 65歳以上の方
  • 心臓病、呼吸器疾患、糖尿病、腎臓病などの基礎疾患がある方
  • 妊娠中の方
  • 乳幼児や高齢者と同居している方
  • 医療・介護・教育関係者など、人と接する機会が多い方
  • 受験、旅行、学校行事など、感染を避けたい予定がある方

まだ接種していないうちに流行期へ入った場合でも、「もう遅い」とは限りません。インフルエンザウイルスが流行している間は、その後の感染や別の型の流行に備える意味があります。

早く接種した場合、冬の後半にもう一度接種した方がよいですか?

成人など、そのシーズンに必要な接種を完了している方へ、効果の低下を補う目的で同じシーズン中に追加接種を行うことは、原則として勧められていません。

小児は別です:年齢や過去の接種歴により、2回接種が必要になる場合があります。必要な接種回数については、医療機関にご確認ください。

まとめ

インフルエンザワクチンは、接種後約2週間で効果が期待できるようになり、その後は時間とともに徐々に効果が低下します。効果の持続期間は約5か月が目安です。

9月15日に接種した場合、2月頃には効果が弱くなっている可能性はありますが、一定の効果が残っていることは期待できます。今年のように流行開始が早い場合は、冬の後半だけを考えて接種を遅らせるより、早い流行にも備えて接種するメリットが大きいと考えられます。

街クリニックからのお知らせ

2026年9月15日から自費接種を開始しています

65歳以上の方を対象とした市の接種券(クーポン)を利用する定期接種は、10月1日から開始します。10月1日に接種した場合は10月中旬頃から効果が期待でき、2月から3月頃の流行にも対応しやすい時期となります。市の助成を利用される方は、10月1日以降に接種をお受けください。

WEB予約をされる方へ

ワクチン接種のみで受診される場合

「インフルエンザ予防接種」の予約枠をお取りください。

通常の診察とワクチン接種を同時に希望される場合

「内科」または「外科・整形外科」の初診・再診枠で予約をお取りいただき、コメント欄に「インフルエンザワクチン接種希望」とご記載ください。

予約なしでの接種や、定期診察時の接種にも対応しています。

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