発熱
発熱がある方へ
「熱が出たけど受診した方がいい?」「家で様子を見ていい?」と迷っていませんか?
発熱の多くは風邪などの感染症で、数日で改善することもあります。 一方で、早めの受診が必要なケースもあります。 このページでは、受診の目安と、当院での対応をわかりやすくまとめます。
このような場合は早めの受診をおすすめします
- 息苦しさ、呼吸がつらい
- 胸の痛み、強い動悸
- 意識がぼんやりする、ぐったりして動けない
- 水分がとれない、尿が少ない(脱水が心配)
- 高熱が続く(目安:38.5℃以上が続く、または3日以上改善しない)
- 強い頭痛、首が動かしにくい、繰り返す嘔吐
- 基礎疾患(心不全・COPD・糖尿病・腎臓病など)がある
- 高齢の方で食事・水分がとれない、急に元気がない
※上記に当てはまる場合は、できるだけ早めにご相談ください。
受診の前に(院内感染予防のお願い)
当院では、発熱外来も行っています。37.5度以上の発熱や風邪症状がある場合は、院内に入らずお電話ください。医師より折り返し連絡し必要に応じて検査を行います。
- 来院時はマスク着用にご協力ください
- 待ち時間を減らすため、混雑状況によりご案内方法が変わることがあります
発熱とは
発熱は、体がウイルスや細菌などと戦うときに起こる反応です。 一般的に37.5℃以上を「発熱」と呼ぶことが多いですが、 平熱や年齢によって感じ方は異なります。
熱そのものよりも、呼吸・意識・水分摂取などの全身状態が重要です。
発熱の主な原因
発熱の原因は多岐にわたりますが、外来で多いのは以下です。
- かぜ(上気道炎)
- インフルエンザ
- 新型コロナウイルス感染症
- 扁桃炎・副鼻腔炎
- 気管支炎・肺炎
- 胃腸炎
- 尿路感染(膀胱炎・腎盂腎炎)
※発熱が長引く場合は、感染症以外(薬剤、膠原病など)も含めて検討します。
当院で行う検査
症状や経過に応じて、必要な検査を行います。
- 診察(症状の経過、周囲の流行状況、接触歴など)
- インフルエンザ・新型コロナなどの検査(必要に応じて)
- 血液検査(炎症の程度、脱水、臓器機能など)
- 尿検査(尿路感染が疑われる場合)
- 胸部レントゲン(肺炎が疑われる場合)
治療の考え方
治療は「原因」と「重症度」によって変わります。
- 解熱鎮痛薬:つらいときに使用します(熱を無理に下げることが目的ではありません)
- 水分補給:脱水予防が大切です
- 抗菌薬:細菌感染が疑われる場合に限って使用します
- 抗ウイルス薬:インフルエンザなどで適応がある場合に検討します
※解熱剤で一時的に熱が下がっても、原因が治ったとは限りません。症状の経過が大切です。
ご家庭でできる対処
- 水分をこまめに(経口補水液、味噌汁、スープなどでもOK)
- 無理に食べなくてOK:食欲がないときは水分優先
- 室温・湿度を調整し、休養をとる
- 熱がつらい場合は解熱鎮痛薬を上手に使用
よくあるご質問
何℃から受診した方がいいですか?
熱の高さだけでは決まりません。 「息苦しい」「ぐったりしている」「水分がとれない」「高熱が続く」などがあれば、早めの受診をおすすめします。
解熱剤は使ってもいいですか?
つらいときは使用して大丈夫です。 熱を下げること自体が目的ではなく、休養や水分摂取をしやすくするために使います。
熱が下がったら治ったと考えていいですか?
解熱剤で一時的に下がることもあります。 「咳が悪化している」「息苦しい」「高熱がぶり返す」などがあれば、再度ご相談ください。
発熱について、もう少し詳しく知りたい方へ
「受診のタイミングがわからない」「検査や薬について不安がある」 そんな方のために、当院のブログ・コラムで詳しく解説しています。
- 【発熱したらどうする?】すぐ受診?1日待つ?インフル・コロナ検査の正しい考え方
発熱時にすぐ受診すべきケース/自宅で様子を見てよいケース、検査の考え方を解説しています。 - 抗生剤が効く病気・効かない病気 ―「細菌感染症」と「ウイルス感染症」の違い―
「なぜ抗生剤が出ないの?」という疑問に、医学的に正しくお答えします。 - 風邪の診断|鼻・喉・気管支でわかる“風邪の正体”
同じ「風邪」でも、症状の出方で原因や治療方針が違うことを解説しています。
気になる症状がある場合や判断に迷う場合は、ブログを参考にしつつ、 お気軽に当院へご相談ください。
発熱はよくある症状ですが、背景に肺炎や尿路感染などが隠れていることもあります。 不安な場合は「様子を見ていいかどうか」だけでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
