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関節痛(肩・肘・膝)

関節痛の概要

関節痛は、多くの人々が一度は経験する不快な症状です。関節痛とは、体の関節部分に痛みや不快感を感じる状態を指します。関節は、骨と骨をつなぐ部分で、関節痛は肩、肘、膝などのさまざまな場所で発生することがあります。関節痛は一時的なものから慢性的なものまで、程度や原因も多岐にわたります。

関節痛の原因

関節痛の原因はさまざまで、以下のようなものが挙げられます。

  1. 加齢:年齢を重ねることで関節が劣化し、痛みが生じることがあります。これは特に膝に多く見られます。
  2. 怪我や外傷:関節を過度に使用したり、負傷したりすると痛みが生じます。例えば、スポーツや事故での怪我が原因となることがあります。
  3. 炎症:関節炎(関節に炎症が起こる病気)が原因で関節が痛むことがあります。代表的なものには、関節リウマチや変形性関節症があります。
  4. 感染症:関節に感染が起こると、痛みや腫れが生じます。感染性関節炎が一例です。
  5. その他の病気:痛風や骨粗鬆症などの病気も関節痛を引き起こすことがあります。

関節痛が引き起こされる疾患

関節痛は、以下のような病気や状態によって引き起こされることがあります。

肩の関節痛

  1. 五十肩(肩関節周囲炎):肩の周りの筋肉や腱が炎症を起こし、痛みと動きの制限が生じます。
  2. 腱板損傷:肩の回旋筋(腱板)が損傷すると、強い痛みや動きの制限が生じます。
  3. 肩関節脱臼:肩関節が外れることで痛みが生じ、繰り返し発生することがあります。

肘の関節痛

  1. テニス肘(外側上顆炎):肘の外側に痛みが生じ、手首を動かすと痛みが増すことがあります。
  2. ゴルフ肘(内側上顆炎):肘の内側に痛みが生じ、手首や前腕の動きに伴って痛みが増すことがあります。
  3. 肘関節の変形性関節症:肘の関節が劣化し、痛みや動きの制限が生じます。

膝の関節痛

  1. 変形性膝関節症:膝の軟骨がすり減り、痛みや腫れが生じます。特に高齢者に多く見られます。
  2. 半月板損傷:膝の中の軟骨(半月板)が損傷すると、膝の痛みや動きの制限が生じます。
  3. 膝蓋骨不安定症:膝蓋骨(膝の前の骨)が不安定になることで痛みが生じます。

関節痛の処置や治療法

関節痛の治療は原因や程度に応じて異なりますが、以下のような方法があります。

  1. 安静と休息:関節痛がある場合、まずは関節を休めることが重要です。過度な動きを避けることで炎症を抑えます。
  2. 薬物療法:痛みや炎症を抑えるために、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や鎮痛剤が使用されます。これらは医師の指導のもとで使用することが推奨されます。
  3. リハビリ療法:関節の動きを改善し、筋力を強化するために、専門の療法士によるリハビリが行われます。ストレッチやエクササイズが含まれます。
  4. 手術:重度の関節痛や損傷がある場合、手術が必要になることがあります。関節鏡手術や人工関節置換術などが行われます。

肩の関節痛の治療

  • 五十肩の場合:リハビリ療法、ステロイド注射などが行われます。重症の場合は手術が検討されることもあります。
  • 腱板損傷の場合:軽度の場合はリハビリや鎮痛剤の使用が主な治療法ですが、重度の場合は手術が必要です。

肘の関節痛の治療

  • テニス肘の場合:安静と冷却、鎮痛剤の使用、理学療法が一般的な治療法です。重症の場合はステロイド注射や手術が検討されます。
  • ゴルフ肘の場合:テニス肘と同様の治療法が適用されますが、特に内側のストレッチが重要です。

膝の関節痛の治療

  • 変形性膝関節症の場合:体重管理やリハビリ療法、鎮痛剤の使用、関節注射(ヒアルロン酸注射など)が一般的です。重症の場合は人工関節置換術が行われます。
  • 半月板損傷の場合:軽度の場合は理学療法と安静が推奨されますが、重度の場合は関節鏡手術が必要です。

 

関節痛はさまざまな原因で引き起こされ、適切な治療を受けることで症状を改善することができます。もし関節痛が長引いたり、日常生活に支障をきたす場合は、早めに医師の診察を受けることをおすすめします。私たちのクリニックでは、関節痛に関する専門的な診断と治療を提供しておりますので、お気軽にご相談ください。

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