高血圧
血圧が高いと言われた方へ
健診や他院で「血圧が高いですね」と言われて、不安になっていませんか?
まず知っていただきたいのは、血圧が高い=すぐに危険というわけではありません。 ただし、数値や経過、症状によっては早めの受診や治療が必要な場合があります。
このページでは、
- どのような場合に受診すべきか
- 血圧が高くなる原因
- 検査や治療の考え方
を、できるだけわかりやすくご説明します。
このような場合は受診をおすすめします
- 血圧が何度測っても高い
- 最近になって急に血圧が上がった
- 薬を飲んでいるが血圧が下がらない
- 頭痛・めまい・胸の違和感・動悸がある
- 健康診断で再検査や受診を勧められた
※症状がない場合でも、放置すると将来的に合併症につながることがあります。
血圧が高い状態(高血圧)とは
血圧とは、心臓から送り出された血液が血管の壁を押す力のことです。 この血圧が慢性的に高い状態を高血圧といいます。
一般的に、
- 診察室血圧:140/90mmHg以上
- 家庭血圧:135/85mmHg以上
の状態が続く場合、高血圧と判断されます。
高血圧は自覚症状が少なく、気づかないうちに心臓・脳・腎臓に負担をかけることが特徴です。
高血圧の症状について
高血圧は「サイレントキラー」とも呼ばれ、多くの場合、明確な症状がありません。
ただし、血圧がかなり高くなると、
- 頭痛
- めまい
- 動悸
- 胸の違和感
などが現れることがあります。
症状がないから大丈夫、というわけではない点が高血圧の注意点です。
血圧が高くなる主な原因
- 遺伝的要因:家族に高血圧の方がいる
- 加齢:血管の弾力性の低下
- 食生活:塩分の摂りすぎ
- 生活習慣:運動不足・喫煙
- 他の病気:腎臓病、ホルモン異常、睡眠時無呼吸症候群など
高血圧の種類について
- 本態性高血圧:原因が一つに特定できず、生活習慣や体質が関与(約90%)
- 二次性高血圧:腎臓病や内分泌異常など、明確な原因があるもの
診察室血圧と家庭血圧の違い
- 診察室血圧: 病院で測定する血圧で、緊張により高く出ることがあります。
- 家庭血圧: 自宅でリラックスして測る血圧で、日常の血圧をより正確に反映します。
診断や治療の目標値は、家庭血圧を重視して設定されます。
高血圧を放置するとどうなる?
高血圧を放置すると、以下の病気のリスクが高まります。
- 脳卒中
- 狭心症・心筋梗塞
- 心不全
- 腎臓病
血圧は、適切に管理することでこれらの病気を予防できる可能性が高いことがわかっています。
高血圧の治療について
高血圧の治療は、
- 生活習慣の改善
- 必要に応じた薬物療法
を組み合わせて行います。
目標血圧
年齢や合併症により目標は異なりますが、現在は 家庭血圧125/75mmHg未満を目標とする考え方が主流です。
もう迷わない!2025年版・高血圧の新基準は『全員130/80未満』
生活習慣の改善
- 減塩を意識した食事
- 無理のない運動
- 禁煙
薬物療法
- カルシウム拮抗薬
- ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)
- 利尿薬
- β遮断薬
- α遮断薬
血圧や体調を見ながら、必要な方に、必要な量を使用します。
よくあるご質問
家庭血圧を測るときの注意点は?
- 測定前に5分安静
- 背もたれに寄りかかって座る
- 腕は心臓の高さ
- 同じ時間帯に測定
血圧の薬は一生飲み続けますか?
生活習慣の改善で減量・中止できる方もいますが、 多くの場合は継続が必要です。 自己判断で中止せず、必ずご相談ください。
血圧は、症状がなくても進行することがあります。 当院では、患者さん一人ひとりに合わせた無理のない治療を心がけています。 気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
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