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息切れ

息切れとは

息切れは、日常生活の中で突然呼吸が苦しくなったり、運動をした後に息が上がったりする症状のことを指します。この症状は、体が必要な酸素を十分に取り込めていないと感じたときに発生します。息切れは軽度の場合もあれば、深刻な疾患の兆候であることもあります。

息切れの原因

心臓関連の原因

胸痛の原因はさまざまですが、大きく分けて心臓関連のものと心臓以外のものに分けられます。

1. 心不全

心臓が十分な血液を全身に送り出せなくなる状態です。心不全になると、体の組織が必要な酸素を受け取ることができず、息切れが発生します。特に運動時や夜間に横になると息切れが強くなることが特徴です。

心不全について

2. 狭心症・心筋梗塞
  • 狭心症: 心臓を栄養する血管(冠動脈)が狭くなり、心臓の筋肉(心筋)に一時的に酸素が不足する状態で、胸の痛みや息切れを引き起こします。運動やストレスが引き金となることが多いです。
  • 心筋梗塞: 冠動脈が詰まり、心筋に酸素が行き渡らなくなる状態です。これにより心筋がダメージを受け、急性の息切れや胸痛が発生します。心筋梗塞は緊急の医療処置が必要です。

狭心症・心筋梗塞について

3. 心臓弁膜症

心臓には、血液が逆流しないようにするための扉(弁)がついています。
心臓弁膜症は、弁が正常に機能しない状態です。血液の流れが制限されるため、心臓はより強く働かなければならず、結果として息切れが生じます。

心臓弁膜症について

心臓以外の原因

1. 呼吸器疾患
  • 喘息:気道が炎症を起こし狭くなることで息切れが発生します。特に運動後や夜間に症状が現れやすいです。
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD):肺の機能が低下し、酸素の取り込みが難しくなる状態です。喫煙が主な原因で、慢性的な咳や痰が特徴です。

呼吸器疾患について

2. 貧血

血液中のヘモグロビン(酸素を運ぶ成分)が不足することで、全身の組織に十分な酸素が供給されなくなり、息切れが発生します。鉄分の不足や慢性的な病気が原因となることが多いです。

3. 肥満

体重が増えることで心臓や肺に負担がかかり、息切れが生じやすくなります。運動不足や食生活の乱れが原因となることが多いです。

4. 運動不足

運動不足により心肺機能が低下し、少しの運動でも息切れが発生することがあります。定期的な運動を行うことで改善が期待できます。

5. 精神的ストレス

ストレスや不安が強いと、過呼吸(必要以上に早く深く呼吸すること)を引き起こし、息切れを感じることがあります。リラックスすることやストレス管理が重要です。

 

息切れは、日常生活の中で突然呼吸が苦しくなったり、運動をした後に息が上がったりする症状であり、その原因は多岐にわたります。心臓や呼吸器の問題から、貧血や精神的なストレスまで、様々な要因が関与しています。症状が続く場合や改善しない場合は医師の診察を受けることが大切です。

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