CGM(持続血糖測定)で血糖値を“見える化”|内科医がわかりやすく解説
🩺 CGM(持続血糖測定)とは?
血糖値は、食事・運動・睡眠・体調などの影響を受け、
1日の中で大きく変動しています。
**CGM(Continuous Glucose Monitoring:持続血糖測定)**は、
血糖値を24時間連続して測定し、
その変化を記録・確認できる検査方法です。
これまでの採血では分からなかった
- 食後の血糖上昇
- 夜間・早朝の血糖変動
を把握できる点が特徴です。
当院では、
**アボット社の「リブレ2」**を用いたCGMを導入しました。
📟 アボット リブレ2とは?
リブレ2は、腕に小さなセンサーを装着することで、
血糖値を持続的に測定できる医療機器です。
指先を針で刺す回数を減らしながら、
日常生活の中で血糖変動を確認できるため、
血糖管理の負担軽減につながります。
📈 CGMで分かること
CGMでは、血糖値の「点」ではなく、
時間の流れとしての変化を把握できます。
- 食事内容による血糖変動
- 時間帯ごとの高血糖・低血糖
- 治療や生活習慣の影響
これらを客観的なデータとして確認できることが、
治療方針の検討に役立ちます。
💉 CGM(リブレ2)の保険適応について【重要】
アボット リブレ2を用いたCGM(持続血糖測定)は、
インスリン治療を行っている糖尿病患者さんが、保険診療の対象となります。
保険診療での使用条件
- インスリン注射による治療を行っている方
- 医師が血糖変動の把握が必要と判断した場合
この場合、自己負担は
通常の外来診療と同様に1~3割負担です。
※インスリン治療を行っていない場合は、
原則として保険適応外となります。
※保険適応の可否は、診察時に医師が判断します。
👤 どのような方に役立つ検査か
CGMは、特に次のような方に有用です。
- インスリン治療中で血糖変動を詳しく把握したい方
- 低血糖や高血糖が起こる時間帯を確認したい方
- 治療内容が現在の状態に合っているか検討したい方
血糖値を継続的に把握することで、
より適切な血糖管理につながります。
ℹ️ 保険適応外となる場合について
インスリン治療を行っていない場合、
CGMは保険適応外となります。
その場合でも、
医学的な必要性を考慮したうえで、
医師の判断により使用を検討することがあります。
詳細については、診察時にご相談ください。
❓ よくある質問(Q&A)
Q1. 誰でもリブレ2を使えますか?
A. 保険診療で使用できるのは、
インスリン治療を行っている糖尿病患者さんに限られます。
Q2. 日常生活に制限はありますか?
A. 入浴や通常の生活は問題ありません。
状況により注意が必要な場合は、診察時にご説明します。
Q3. 痛みはありますか?
A. 装着時に軽い違和感を感じることがありますが、
多くの方は大きな負担なく使用されています。
📝 まとめ
CGM(持続血糖測定)は、
血糖値の変動を24時間連続して把握できる検査方法です。
アボット リブレ2は、
インスリン治療中の糖尿病患者さんでは、保険診療として使用可能であり、
血糖管理や治療方針の検討に役立ちます。
当院では、患者さんの治療内容や状態に応じて、
適切な形でCGMの使用を検討しています。
血糖管理について気になることがあれば、
お気軽にご相談ください。
